80歳を過ぎたが現在も水彩画を学び、コーラス、パソコン、韓国語などを趣味として学んでいるが、学ぶことは本当に楽しいのか疑問を持つことがある。
水彩画では思ったような彩色がなかなか出来ずに悩み、コーラスでは歌詞がなかなか覚えられない、韓国語の勉強でも全く同じである。パソコンもホームページの作成となると気が重くなる。山登りでも途中で何でこんな苦労するのかと思ってしまう。
ここまで考えると・・・フト反論が生まれる。何をするのも悩みや苦労のない人生はあり得ない、学ぶことは知識や教養が身につくだけでなく、学ぶ「場」を通じて新たな人との出会いがあり、新たな絆やコミュニ―ティが生まれる。ここでは自分を見つめ直すきっかけとなって新たな自分を発見できることもあるから続けるべきなんだぞ・・・と。
高齢者になると、社会から期待されることが少なくなる、その結果として、精神的な刺激がなくなり、心身共に衰えが進むといわれている。
やりがいや生きがいを見つけたり、社会活動へ貢献したりすることで、残された人生をより充実させ、日々を元気に過ごせるようになるんだと思って頑張るしかない。
歳を取ってからの学びに対する疑問の心が出た瞬間、今迄も乗り越えて来たはずではないか。苦しい時が続くからかもしれないが学べることに感謝すべきかもしれない。