今日のニュースに宮崎監督の「君たちはどう生きるか」という長編アニメ映画が米アカデミー賞を受賞したという。どんな内容なのか知らないがこの題名から2019年に司馬遼太郎記念館を訪ねた時のことを思い出した。
故司馬遼太郎氏は「二十一世紀に生きる君たちに」と題する本の中で「君たちは、いつの時代でもそうであったように、自己を確立せねばならない。-自分に厳しく、相手にはやさしく。という自己を。そして、すなおで賢い自己を・・・」と書いている。
私が55歳で心臓手術した時の頃だが、失意の底にあった時に自分の考え、行動、将来への生き方など、多くの司馬遼太郎作品を読んでから、全てを根本から変えてくれ、心が揺り起こされた。そして再生へのエネルギーを与えてくれたのだった。