和田秀樹先生の本を読んで

和田先生の本は何冊か読んだが、かつて言われていた事と真逆なことを説かれるので、戸惑う事も多い。高齢者向けの本としてはかなりの人々に読まれてようである。

80歳代の自分が歩んで来たことと重なる内容でも新たな刺激を得て再挑戦することもある。しかし洗脳されて、丸ごと真似するのは少し考え物だと思う。70代で努力することで老化を遅らせる事ができるぐらいに考えたほうが良いと思う。

納得感がある内容は沢山あるが・・家に閉じ籠っていないで一日一度は、外に出る。日差しを浴びての散歩することは運動と気分転換には良いと思う。

前頭葉は創造性や、他者への共感想定外の事に対処するというような機能を持つ部分。前頭葉が老化すると見た目も元気のない老人となる。前頭葉の老化を防ぐ一番は、「変化のある生活」が大切。

歳を重ねると、インプットする行為より会話などアウトプットの方が前頭葉が刺激される。特に世代間の交流は刺激的だ興味が湧く。

運転免許は返上せず、運転を続ける、田舎で運転しないと暮らしがままならない。自分で衰えた、と思った時、運転をやめる決断も大事だ。

人生は、机上の論理通りには行かないもの。高齢者は、情報を知った上で、自分に必要な情報を取捨選択して、情報に振り回されない事が大切だ。

脳機能、運動機能を使い続け維持するために・・「ゆるくていいから努力」したかどうかで、その後の大きな差となって現れてくる。ここが一番大切だと思っている。