サービス業の労働生産性

風が強く吹く時の早朝ウォーキングは建物が冷たい風を遮ってくれる街中を歩くことが多くなった。

街中歩きでは最初にコンビニがあり、和食店、ハンバーガー店、牛丼店、ドーナツ店がいずれも24時間営業で営業している。

しかし気になるのはいつもお客はゼロか居ても2〜3人ぐらいで閑散としている。この間の時間当たりの採算性はどうなんだろうか考えてしまう。店を開ていいるだけで人件費やエネルギー費がかかるので当然採算は取れないだろう。

日本の「サービス業の労働生産性」はアメリカの「約5割」だそうだ。それだけロスがあることになる。過剰品質によるロス、過度の無料サービスによる労働生産性の押し下げ、IT投資の遅れも含めて労働生産性向上の足を引っ張っていると言われている。

またデフレの影響や「低賃金」や「長時間労働」を美徳とする文化の影響などもあるらしいがこれは違うような気がする、いまどき低賃金や長時間労働を美徳と考える人は居ない筈だ。

消費者としても考えなければいけないのは過剰なサービスを求めすぎたり、目先の利益だけを求めたりするのではなく、労働生産性の向上につながるようなことにもっと注力する必要があるのではと思う。

今朝のTV討論で墨田区の町工場で80歳の経営者が低収入と後継者不足で悩んでいる映像が出ていたが80歳代まで働いている姿は素晴らしいが、休みなく働いても生活費が苦しいような会社の経営を継ぐ人が居る筈がない。

日本の中小企業の生産性向上はデジタル化の遅れと人材不足、教育不足に原因があるのではと思う。

特にデジタル化では私が関係していた韓国中小企業と現在関係がある日本中小企業を見た時、業種が違うが日本企業のデジタル化が圧倒的に遅れている。

早朝ウォーキングの風景からいろいろ感じることがあった。

コンビニ店

和食店

ハンバーガー店

牛丼店

ドーナツ店