年賀状じまいの手紙が知人からも企業からも来た。最近は印刷だけの年賀状のやりをやめてお互いの負担を減らそうと思う反面、新年に一度しか交換できない年賀状はお正月の元気情報と思って私は続けている。
70年代、80年代の途中まで版画の賀状を作って出していた思い出がある、当時は11月になるとホオノキの木の版木を買って来て2色から多くは6色刷りまで版木を彫ってバレンで刷って完成させた。
棚の奥から当時の版画の年賀状を出して思い出に耽った。今にして思えば多くの時間を掛けて年賀状を作ったものだが当時は若さが大変とは思わなかった。
いつの間にか年賀状仲間が出来て版画年賀状の交換を毎年していたが現在は誰も居なくなってしまった。
パソコンが普及していろいろな事で時間が無くなったり歳を重ねて作るのが億劫になり版画年賀状は止めてしまった。その後はパソコンで賀状を作ることを続けている。
来年の賀状は11月にスケッチ旅で描いた三陸の蛸の浜の水彩画を背景にしたものにして、本日やっと完成させ印刷するだけになった。来週には投函しようと思っている。