歯の次は目の治療になった

日本歯科医医師会と厚生省が2019年から始めた「8020運動」、つまり「80歳までに20本の歯を残す運動を続けている。しかしすでに私はこの運動の落伍者になっている。それは5本しか残っていなく後は部分入れで過ごしている。

昨年末に残った歯の貴重な一本がぐらつき始めて抜歯したので5本残ったわけで、以前から歯に関しては苦労が絶えない。二週間前にようやく落ち着いた入れ歯を朝の歯磨きで洗面台に落としてパッカリと二つに割ってしまった。直ぐに歯医者に頼み込んでくっつけていただきやっと歯に関しては落ち着いている。

今の入れ歯の状態がいつまでもつのかこころもとない、と思っていたら・・・今度は目が痒くて痒くてつい擦ってしまう。マズいと思って街の眼科専門医院に行ったらアレルギー性の痒みで点眼液を日に三回つけるようになった。

やっと目の痒さが無くなったと思ったら右目に白内障が出ていると言われた、また視力が落ちていることがデーターも分かった。

新聞を読む時にいつの間にか大きな拡大鏡を使うようになっている。検眼でも指摘されたのでメガネの更新が必要になった。

思えば歯科、眼科、皮膚科、内科、循環器内科、呼吸器科これだけの医者と付き合うようになってしまった。加齢とともにいろいろな身体機能が衰えて今の状態になったが医療費を考えると国も個人も大きな負担である。病院に行けば高齢者ばかりが目立つ、明るい高齢社会とはとても思えない。

膨大な医療費を考えると治療より予防に個人も行政ももっと費用をかけて対応すべきだろう。予防には栄養と運動と精神的なもの、それと社会参加という四つのファクターが大きいと言われている。もう手遅れかもしれないがこれからも予防のための努力は続けたい。