日残りて昏るるに未だ遠し

正月に再放送されたものを録画してあった藤沢周平の「三屋清左衛門残日録」を昨晩になって再度観た。

二度観て、ますます「日残りて昏るるに未だ遠し」この言葉が今になって84歳の私の心境と重なるのは何故だろう。

太陽が西に傾いてきたけど、暗くなるにはまだ随分時間があるとの意味だが、自分の体の無理が利かなくなり、最近になりTVやウォーキング時のイヤホーンからの音量を少し上げて聴くようになったのは聴力が弱くなったせいなのか。

やっぱり人生の終盤を迎えるのはまだまだ少し時間があると思いたいのだ。「日残りて昏るるに未だ遠し」の言葉を心に刻み込み、一日一日を普通に生きることを大切にして暮らしていきたいと願うのみだ。

今日の夕暮れのウォーキング