韓国大統領の来日で思い出したこと

韓国大統領が単独で訪日したのは12年ぶりだという。心臓病がキッカケで20年間も韓国企業に関わりその後も日韓交流を続けている私としては首脳会談によって、これから日韓の懸案内容が解決に向かって行けば嬉しいのだが・・・。

会談後の会見では「未来志向」という言葉を聞いた。この言葉が何故か空しい発言と感じるのは、過去首脳会談の度に何回も何度も聞かされて一向に解決出来ずに来た経緯があるからだろうなぁ~。

私の20年間の韓国中小企業の技術支援で一番印象に残っているのはオーナー社長の「先ずやってみよう、やらないで何が分かる!」という考え方だった。

中国、ベトナム、日本企業とのビジネスでも結果としての成否は別にしてこの考えで決断は早かった。過程では日韓企業が協力出来ればアジア市場でメリットが出せる時が多かった思い出がある。

「未来志向」で日韓関係の改善を望む若者たちが今の訪日観光ブームをけん引しているという記事などもあるので世代の違う若者なら善隣友好への道が開くのかもしれないと期待している。