5S診断と品質会議

表面処理会社に毎月2〜3回支援のために訪問し品質管理に関して指導、助言している。今日が出勤の日だったので事務所に入ると、新型コロナのため除菌スプレーがあり、事務員は全員マスクをしていた。

社長室に入り聞いてみると多少の受注減があるようだがこれから大きな売り上げ減少がある事は覚悟していて対応策を考えているようだった。

リーマンショックの時は40%減だったようなので、これから売上がどうなるか予想が出来ないのが一番の不安なようだ。

現場巡回では従来から進めている5S運動の重点項目のメンテナンスの視点で指摘した後は品質会議では不良原因の解析や重要な道具であるバレルやハンガーの設計などに付いて議論し方向性を決めた。

現場の課長に提案力について話をした。ある職場で危険防止として床にある配線を無くす為の改善策を出すべきと話したら、反応はお金がかかる、社長が許可しないだろうから無理だという返事。

改善や改革する時にはお金がかかることが当然ある。大事なことは投資と効果に付いて社長にデーターで示せるようにして欲しい。効果があれば了解するはずだ、まずは提案することが大切だよと説得した。

コロナ肺炎が中小企業に深刻な影響を与え始めているようでこれから個人も企業も大変になる。心配してもどうもならない、出来ることは早い終息を祈るだけ。

床にある配線