韓国から帰国して久しぶりに自家焙煎珈琲コトリに行った。コーヒーを味わいなが横に座っていた若いお母さんと高2だという男子高校生と話しが出来た。
話しをしていると高校生はバイク事故を起こして謹慎中らしい、こんな時はと考えてお母さんが息子を連れ出したかもしれない。
高校生は将来の進路や自身の夢などにつて悩んでいると話していた。多感な高校生時期にはだれでも悩むことは当然なことだ、事故については気持ちの整理も終わっていて明るく話す姿勢が好感が持てた。
悩んでいる時は「旅に出たら!」とアドバイスした、バイクがありテントがあればいろいろな場所に出掛けて現地の人々との交流や地域の歴史文化などに接することは必ずやその中に答えがある筈だ。
ただ、事故のリスクは考えなければならないだろう、しかし行動すればリスクは何処にもある。私の経験ではリスクは可能な限り避けて行動すれば80歳を超えた今でも新たな感動に出会い生きて行くエネルギーを貰えるのだ。
令和の時代に生きる君に先月訪問した司馬遼太郎記念館で購入した「21世紀に生きる君たちに」というエッセイの一部をそのまま送りたい。
『 君たちは、いつの時代でもそうであったように、
自己を確立せねばならない。
--自分にきびしく、相手にはやさしく。
という自己を。
そして、すなおでかしこい自己を。
二十一世紀においては、特にそのことが重要である。
二十一世紀にあっては、科学と技術がもっと発達するだろう。
科学・技術が、こう水のように人間をのみこんでしまってはならない。
川の水を正しく流すように、君たちのしっかりした自己が、
科学と技術を支配し、よい方向に持っていってほしいのである。 』
未来を担う子供達に対して「自己の確立」を呼びかけている。