隣町にある中小企業(従業員90名)を毎月数回訪問して現場の改善や品質関係のアドバイスをしているが現在の一番の問題、課題はやはり現場管理が出来る人材が育っていないことである。
スタッフはかなり充実しているが現場全般を取り仕切る人材が居ないのが悩みだ、各現場で技術の承継は何とか出来ても不良低減や仕事量の変動に合わせた作業者の配置や移動、現場改善などの管理が出来る工場長クラスの人が居ないのだ。
多少の給料が多くなってもストレスがかかるようなことはやりたくない、極端に言えば責任が生まれるような仕事にはつきたくない人が多いのだ。
今までは従来の継続性の中で社長一人でやってきたが今後は組織力が必要と思っている。
世間は空前の売り手市場だから優秀な人材の採用は中小企業では絶望的である。期待できそうな中堅企業の退職者を採用しても数か月で辞めてしまった。
退職理由は中小企業の厳しさが解かっていなかったようで期待が裏切られたのだった。どうすればよいのか、悩みはつきない。外部からの採用が難しいとすれば内部にいる人を育てる以外にない。
課題に挑戦し達成した時の満足感を味合わせたい、そして生きがいや遣り甲斐につなげることが出来たら意欲も出てくるかもしれないと社長や幹部に話している。