日馬富士の事件

日本に帰って来ても連日ニュースやワイドショーでこの事件を取りあげている。

モンゴル人同士の内輪もめなので、日馬富士と貴ノ岩の間では実際に話はついていたのだとの噂もあると聞くが、貴乃花親方がこのことを黙って見過ごせないと警察に被害届を提出して問題化し大きな事件になってしまったようである。

大相撲では優勝すれば天皇盃が授与され、初場所には天皇、皇后が観戦しているのがTVニュースになる。

新横綱になると明治神宮で土俵入りが奉納されるので皇室や神道とも深い関係があるようにも感じる。

NHKではその期間3時から6時までの全取組を総合テレビで放送している。日本人のどれほどが大相撲に感心があるか知らないが国技と言われるのは国ぐるみで相撲興行を支えているのだ。

相撲はサッカーや他のスポーツ界とは違った世界がある、今の時代にチョンマゲを結っている日本の伝統文化であるが日本の伝統文化であることを敢えて強調したいのだとのこの業界の意図も感じる。

しかしどんな理由があろうと暴力振るった日馬富士、被害を受けた貴ノ岩に対しては法の前に平等でなければならない。

TVで幕内の相撲は毎場所幕内の取り組みは観戦しているし両国国技館まで出掛けて迫力あるぶっつかりを観戦した身としてはこれから果たしてどういう結末になるのだろうかと関心がある。