毎月一回、那須赤十字病院の循環器内科、呼吸器科、に通って処方された薬を毎日飲んでいるが一週間ごとに袋から出して一日分をコップにいれて飲むのを忘れないようにしている。
高齢者は「医者の言いなりに薬を飲んではいけない」と警告する医者もいるが、私は30年前に心臓のパイパス手術して以降は多少の種類の変化はあっても処方された薬は全て飲み続けている。
薬は「病気にならない」ためではなく、「病気になる確率を下げる」ためのもので、日本では、薬を飲み続ける人ほど寿命が延びるという証拠になるデータも、今のところ出ていない。という事が和田教授の本のなかに書いてある。なるほどと思う。
高齢者の薬の数が増える理由として、もっとも大きいのは、医療の専門分化で。各科の専門性は高くなりますが、その分、専門外のことには疎く、体全体のことを考える意識が希薄になっていると指摘しているのも何となく納得出来る。
私は今まで飲んで来た薬で再発が少なくなり、飲んで来た意味は大いにあったと信じている。日本の医療に問題があるなら日本の医学界で考えるべき課題ではないだろうか。