那須の山里を水彩画スケッチの題材にと思って回って来た。スケッチ道具はリックに詰めてあったが天候が悪くなり雨まで降ってきたりで描く気持ちがなくなり写真に収め雰囲気を脳裏に焼き付けて戻ってきた。
那須山の麓には天候が良ければ四季折々に描きたくなる風景が沢山あることが分かった。特に「油井展望台」という場所からの景色が良かった。山の麓に寄り添うように佇む小さな集落。紅葉に染まった山肌が、まるで大地の深い呼吸のように静かに広がっていた。
秋の那須、山里から色づいた山肌を見上げた瞬間、胸の奥に静かな感動が広がった。風に揺れる木々のざわめきが、遠い記憶を呼び起こすようで、ただそこにいることが、何よりの贈り物に思えた。








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