米騒動で価格を下げるため備蓄米の放出をしたがなかなか市場には出て来ない、米価は一向に下がらず逆に高くなっている。
政府も9割近く落札したJA全農も「目詰まり」していると説明していた。現在は大臣が変わって雰囲気がガラリと変わったのでどうなるのか注視している。
流通過程の滞留をこの業界では「目詰まり」というらしい、米を100万トン近く備蓄している目的は「自然災害、不作や病害虫による供給不足、国際情勢の変動、価格高騰による市場の混乱」などの「緊急時の食料供給」ということになっている。
つまり「緊急対応」が必要なのに「目詰まり」しているという話を当事者の責任者がしているのが不思議だった。緊急対応できないような備蓄制度は欠陥があり早急に見直すべきではないだろうか。
備蓄米が「倉庫にある」のと「使える」のはまったく別の問題で「緊急対応」が本来の目的である以上、即応性・柔軟性・実効性のあるシステムにしないと「備蓄米制度」は単なるお飾りになってしまう。