草むしり二日目になる、玄関先に植えてあるツゲの木の下に潜り込んで長くなった雑草を取った。
ツゲの木に生えて来たひこばえに羽化前のセミが止っていた・・よく見ると小さな蟻がセミの腹に群がっている。
地表に近かったせいで羽化する直前に蟻に食べられたのか死んでいた。
幼虫として長い地下生活から出てきてこれから羽ばたく前に蟻に出会ったのは、交通事故に出会ったようなもの運が悪かった。「運、不運は、世の習い」とはいえ、もがき苦しんで死んだかと思うと可哀想なセミだった、その場所の土に埋めてやった。
雑草で覆われた庭石の周りを綺麗にして眺めてみると、数十年前に庭師に依頼して配置した石をもっと鑑賞できるようにしようと感じた。
庭石の前に置いてある手入れも出来ない盆栽は別な場所に移そう。