湧水地を訪ねて

まだ訪ねていない市内の川田地区にある湧水地を訪ねるために出掛けた。不要不急の外出かもしれないが山裾なので人は居ないしコロナウイルスとは無縁であると考えた。

川田地区は確かに市内ではあるが郊外の山の中である、有名な雲岩寺を通り過ぎて行くと部落が点在しているからそこで聞けば直ぐに判ると聞いていた。

資料にはこの地区にある八龍神社の近くになる筈なので、この神社を探せばよいと考えて車を走らせた。

山林に囲まれたある民家の庭で小さな子供を遊ばせながら縁側に座っていた年配の夫婦が見えたので車を止めて資料を見せて訪ねた。

八龍神社は知らないという、おばさんが携帯電話を出して「00さんに聞いてあげる」とかけてくれた。

あいにく留守で通じない、も一人にもかけたがやっぱり留守。縁側の向かいにある庭にある椅子に腰かけると湧水の話題から「よもやま話」になった。

おじさんがつぶやいた。

「若い者は市内の会社に通勤している、今では植林した木の切り方も知らない人ばかりだから困ったもんだよ・・・」

「子供を育てるにはここは良い所だよ・・車で少し行けば必要な物は買えるしね・・・」

最後に湧水地は多分郵便局があるから戻ってそこで聞いてみてよ、というのでやっと別れた。

戻って簡易郵便局近くで降りたら、近くの倉庫から60歳ぐらいの男が出て来たので八龍神社を尋ねた。

「近くにある神社付近が湧水地だよ、その神社は八龍神社なんて呼んでいないよ、なんと言ったかなぁ~、忘れた。すぐそこだし近いから案内するよ」と一緒に案内してくれた。

神社まで一緒に歩いて来たら確かに名前がない祠のよう神社になっていた。そこで湧き水の昔ばなしをしてくれた、

「昨年の台風で山が崩れ工事中で来年の3月に完成予定、完成しても以前のように湧水が出るかどうかわかんねぇな」

以前はこの辺りは湧水が多くわざわざ湧水を汲みに来た人も多かったようだ、現在は湧水の水路には水は無かった。

今日は湧水は見られなかったがこの付近の人の温かい心使いに接し日本の良き田舎暮らしの一端を感じた良い日であった。

山から引いた水を浸かっていた家を訪ねた

八柳神社?

水路に水が無かった