この地に来たのは新工場の設立の為だった。コシヒカリの田圃であった土地を整備し工場を建設し操業してからもう50年も経っていたのだ。
今日は50周年記念誌を出すためOBの座談会を企画したので参加願いたいという要請を受けたので出席した。
当時の思い出やエピソードなど話して来たが、もう半世紀が過ぎているとは・・時の流れの早いことをあらためて感じる。
時が流れ85歳になったので忘れたことが多い、そこでタンスの奥に当時、夜遅くなって書いた日記があることを思い出して探して取り出し読んでこの地気に来てから操業までのことが分かった。当時のことで楽しいこともあったが、苦しいこと、失敗したこといろいろ思い出が書いてあった。
雲岩寺の住職から叱られたこと、実習工場の排水で地元から怒られたり、従業員の送迎もしたが、運転していたバスで事故を起こしたこと・・・楽しかったことより苦い思い出が多く蘇った。
新工場建設の思い出
https://kuni80.com/myself/omoide/kensetu/main.html
新工場の建設は我が青春の一コマだった。松下電器を創設した松下幸之助氏は「青春」という言葉を好んで色紙に書かれていたようだが、氏が書き残した「青春」を心に刻んでいる今日この頃である。
青春とは心の若さである。
信念と希望にあふれ、勇気にみちて、
日に新たな活動を続けるかぎり、
青春は永遠にその人のものである。