那須シニアネット(パソコンGr)は室内でパソコンとの対話が多いが、今日は宇都宮市のLRT(次世代型路面電車システム)に乗って見るのが野外活動の目的だった。何でも一度は経験してみることも必要というわけだ。
乗ってみて感じたのは車体のデザインや車内などは予想した通りで新しくて気持ちが良かった。ただスピードが思ったより遅く感じた。
その後は宇都宮駅近くにある旧篠原家住宅を見学し、内部で華道家の假屋崎省吾の個展が開かれていた。作者の「飛翔繚乱」という主張が感じられる作品が所狭しと並んでいたが、いつもTVで拝見する豪華さは少なかった。
帰途に芳賀町にある天満宮にお参りした、午後4時というのに薄暗くなった。帰りの車中で「日残りて昏るるに未だ遠し」が話題になった。藤沢周平の小説「三屋清左衛門残日録」の主人公の気持ちを表した言葉だが、私には寂寥や哀愁を感じる言葉でもある。
薄暗い道を自宅まで送ってくれた仲間のT氏ご夫妻には大変有難く感謝したい。楽しい思い出になった野外活動であった。