一昨年、喜寿を迎え何か新しい趣味に挑戦してみようと
思って始めたのが以前から興味があった水彩画だった。
思い立ったらすぐに行動したくなる悪い癖かもしれない
が画材屋で12色の学生用絵具やスケッチブック、絵筆
などの道具を買い求めて初心者用の教本を見ながら数枚
描いてみたが下書や彩色の仕方で壁にぶっつかって
なかなか思ったように描けないので苦労していた。
当初の描いた作品
公民館行事の中に「みずえ会」という水彩画を楽しんで
いる仲間がいることを知ってすぐに入会して絵の先輩や
指導してくれている先生の指導を受けながら描いてきたが
既に一年以上経過した。
まだ基本から抜け出せないが、水あとが残ったり、筆あと
が残ったりで失敗しているが一枚の紙の中に次々起こる
変化を見ているだけでも興味深いものがある。
水彩画を描くことは、自分でつくることができる自由さや
創造性が楽しい。しかし思い通りにつくるには、デッサンや
彩色などの技術も必要と感じている。そういった技術を
ひとつひとつ習得していき、創意工夫することも、楽しみ。
一生懸命に描いた作品をやっと市の文化協会の美術展に
出展して多くの人に見ていただくことが出来たのは生きて
いることを認めてもらうような喜びを感じるのだった。
展示会に出展した作品