水彩画に熱中していると時間が経つのが早い、気が付くともう半日も過ぎた。気分転換に読書でもと思って積んである本の中から「那須の緒」が出てきた。この詩誌は毎回新鮮な感動があるし那須野が原の地方歴史も分かるように編集されている。
入手して本棚に入れたままになっていた19号を読んで特に印象に残った中では谷川すみ子氏の「ノートの上で」という詩だ。作者の青春の思い出があからさまに書かれていて清々しい感じがしたし・・我が身もドッキリだった。
こやまきお氏の追憶のモスクワ（V）は連載で異国での生活などに興味をもつが、国家同士の戦争と言う不幸が個人の感情に降りかかって苦しむ様子が一部書かれていた。私も韓国に20年間住んだことがあり、領有権問題などで日本との確執があった事を思い出した。
西岡智子氏の「十八歳の未来図」を読んで、「花園創」という農村で余暇を過ごせる場所がどうなっているのか。応援したい！
栃木県北の詩人が詠んだ詩やエッセイなどが収められてる詩誌「那須の緒」の益々の発展を期待したい。
