「成熟スイッチ」の読後感

不祥事でイメージを失墜した日本大学の理事長に昨年7月に就任した林真理子氏の「成熟スイッチ」を読んだ。

人望がなければ作家がいきなり大学の理事長にはなれないのではないかと思っていたがこの本を読んで林真理子氏は日常多彩な人との交流があり、好奇心が旺盛で変化が好きで社交的な人物と分かり成程と理解した。

歳を取ると(私から見ればまだ若い・・)若い頃と違ってすべて経験したことばかり繰り返す日々だから時の流れを早く感じてしまう。理事長になって慣れない新しいことやっていると、人生の速度が急にゆっくりになったという、なるほど・・・。

新しいことに挑戦したりするとトキメキがある、人生にはトキメキが必要だ。生き残るのは変化するものだという。変化を恐れない姿勢が生き残る術。確かにそうだしこの考え方には共感した。

変化に対応していこう、言い換えればチャレンジ、まず、やってみようという気持ちが大事。変化が怖くて生き残れないしどんな経験もどんな恥ずかしい過去も失敗も糧になると・・・「成熟へのスイッチ」は人との出会い、人生イベントとの遭遇なのだろう。

林真理子氏は好奇心旺盛で行動派で努力の人だった。85歳の私でもまだ学ぶことが多い内容だった。