人の世の不条理さを嘆く

亡くなられた瀬戸内寂聴さんは「人の世の中は不条理なもの」としたうえで、そのような困難を乗り越える心の持ち方と、そこから得られる人生の価値を説法していた。

ロシアのウクライナ軍事侵攻が激化している、プーチンの強行姿勢は変わりそうもない。これが続けばウクライナがロシアとNATO,米国との代理戦争になり、戦争の長期化は避けられそうもない。

ロシアの核攻撃、第3次世界大戦になるか、などという言葉が飛び交っているが、正気の沙汰ではない。

ウクライナ情勢の毎日のニュースが気になり落ち着かな日々を過ごしてるなかで、今度は知床半島沖で遊覧船の遭難事故による行方不明者の家族の嘆きが聞こえてくる、こちらのニュースも気になる。

朝のウォーキングでは花が咲き銀杏の街路樹が一斉に伸び季節の移り変わりと自然の不思議さを感じる。自然を愛でるのも人なら、一方で隣人を無慈悲に殺すも人である。

人は天使と悪魔、両方の顔を持つと言うが、このロシアとウクライナ戦争を人の世の不条理とか理不尽と言う言葉で片付けるには忍びない。

街路樹の銀杏