さつま芋の話し

さつま芋と聞いて直ぐに思い出すのが戦後の苦しい食料難時代になる。

毎日食べるのは芋ばかりでいつも空腹だった時代だ。

おいしくはなかったが、飢えを凌げたのは、このさつま芋のおかげといって過言でないだろう。

今でもさつま芋に出会うと苦しい生活が脳裏に蘇るのか自分から食べたいと思ったことはない。

一昨日のバーベキューで食べる野菜の調達メニューの中に玉ねぎ、ピーマン、シイタケ、と一緒に何故かさつま芋があった。

販売所の棚には二種類のさつま芋があったが「紅はるか」という名前が気に入ったので2本を200円で買った。

バーベキューの最期になり、炭火の中に銀紙に包んださつま芋を入れ、ポットのお湯が沸くまでそのままに・・・。

柔らかくなったことを確認して二つに割ってみると香ばしい香り、フーフーしながら口の中に入れて驚いた。思った以上に甘く旨かった。

これからサツマ芋のイメージが変わるかもしれない。