最近は書展を見る機会が増えた。
書をたしなむ仲間が増えたせいもあるのかもしれない。
今日は高名な酒井真沙氏が主宰している「抱原書展」を見学した。
数年前に失明し盲目になっても書と向き合っている酒井真沙氏の姿が会場にあったので挨拶ができた。
書道については良く分からないが、流れるような筆使いや勢いのある文字、書体から受けるエネルギーが心地よい。
酒井真沙氏が言われる、学ぶこと、生きること、極めることそこに必ずあったのは「人の縁」そして「感謝」という言葉をしっかり受け止めたい。
彫刻家で、詩人であった高村光太郎は、書について
「書を見るのは楽しい。画(絵画)は見飽きることもあるが書はいくら見てもあきない、又いくどくりかえしてみても、そのたびに新しく感じる」
と晩年の言葉として残しているそうだ。
なるほど、このような見方もあったか。