平穏な日々は来るのか

世界中がコロナで苦しんでいる。

中東、香港,ミャンマーでは人間同士

が血を流しあっている。

日韓問題は解決の糸口も

見つからない。

国内に目を転じれば少子高齢化

貧国問題、格差問題ど・・

いくら考えても難しい問題ばかり。

せめて家族はと思ってもこれからも

平穏な日が続くのかと思うとそれが

不安につながる。

静かに老いたいが・・・

どうも凡才には難しい。

今日Facebookに友人である

五江渕喜代子さんの歌が

投稿されていた。

今の私の心境を表わしている良い歌だ。

「八十路超えし

清き一年の一日の

重さ愛しみ

なを歩みてぞ

行かむ」

五江渕喜代子さんの歌(本人了解済み)

尾崎喜八作の詩で気に入ったものを

パソコン内に保存してあった。

ここでもう一回読み返した。

春 愁
(1959) 尾崎喜八作

静かに賢く老いるということは

満ちてくつろいだ願わしい境地だ、

今日しも春がはじまったという

木々の芽立ちと若草の岡のなぞえに

赤々と光りたゆたう夕日のように。

だが自分にもあった青春の

燃える愛や衝動や仕事への奮闘、

その得意と蹉跌の年々としどしに

この賢さ、この澄み晴れた成熟の

ついに間に合わなかったことが

悔やまれる。

5階の病室から眺めた朝の男体山