暑くて暑くてもう続けて歩くのは無理だろうと感じたのでシャトルバスを使う事にした。しかし塩田町ー別所温泉間の信州の鎌倉シャトルバスは一日に往復4便しか出てない。あらかじめ印刷しておいた時刻表をみると中禅寺発は14:37だ、停留場まで急いだからまた汗びっしょりになってしまった。
バスには埼玉県の所沢から来たというご婦人が2名乗っているだけであった。運転手に聞いてみると、ここから別所温泉駅間は歩いたら1時間以上かかる、特に見るべき建物もないからバス利用が正解のようだった。
別所温泉駅近くでシャトルバスを降りてすぐに「安楽寺」向かって坂を登って行くと右手に「安楽寺」「常楽寺」左手に「北向き観音」と標識が出ていた。
右手の蓮池には花が少し咲いていたが参道を進むと、両側を老杉の大木に挟まれた石段にたどり着く。それを登って行くと草取りをしているおばさんに出会ったので挨拶して登りきると平地が広がり境内に出た。空が急に暗くなり雷鳴が遠くから聞えてきた。
拝観料を収めて早々に塔に向かう。しばらく歩を進めると石段の奥に国宝八角三重塔が見えてきた。この三重塔は珍しい八角型でどっしりとした美しい塔である。素人目には四重塔のように見えるが初層は庇に相当する裳階(もこし)ということが説明板にあった。
戻り道の左側に「常楽寺」への標識があり進んでゆくと別所温泉の街並みや透明版に遠くの山々の名前が分かるような表示があった。右に折れ石段を登ると本堂があり前庭に樹齢300年の「御船の松」と名が付いた美しい巨松があった。
お参りして裏側の道を進んで行くと薄暗くなった林の中に国の重要文化財の
「石造多宝塔」があった。心配していた雨が降り始めたので傘を差した。
「石造多宝塔」があった。心配していた雨が降り始めたので傘を差した。
温泉街への近道があったが来るとき確認してあった「北向観世音」へ向かった。
長野市の善光寺が未来往生に対し北向観世音は現世利益の功徳があると言われていて、両者で一体で両方に参拝しないと「片参り」らしい。境内には映画で有名になった「愛染かつら」の大木がある。
長野市の善光寺が未来往生に対し北向観世音は現世利益の功徳があると言われていて、両者で一体で両方に参拝しないと「片参り」らしい。境内には映画で有名になった「愛染かつら」の大木がある。
別所温泉駅では和服姿の女性駅長が一人で全ての役割をこなしている、真田丸の
関係かと思い聞いたらもう10年前からこのスタイルだった。
関係かと思い聞いたらもう10年前からこのスタイルだった。
雨も小雨で大したことない、そこで下之郷にある「生島足島神社」に立ち寄って
上田駅に戻った。
上田駅に戻った。
真田丸の上田城の観光客は過去の例を見れば来年以降は急減するだろうと思う。
しかしここには別所温泉だけでなく塩田平の鎌倉の遺跡や無言館のような美術館もある。この地域は「癒しの湯の場所であり鎌倉文化の祈りの里山」だった。
この地域全体を俯瞰すれば多くの観光資源があった。
しかしここには別所温泉だけでなく塩田平の鎌倉の遺跡や無言館のような美術館もある。この地域は「癒しの湯の場所であり鎌倉文化の祈りの里山」だった。
この地域全体を俯瞰すれば多くの観光資源があった。