「クンバ」と「ジャッカジ」

現在、住んでいる大田原市は那須野が原の扇状地にある。ここは伏流水が豊富でありこれが湧水になって古くからこの地に住む住人の生活を潤してきているようだ。

毎朝のウォーキングで眺めているサビ川(蛇尾川)も那須山系から流れ出し一旦地下に浸み込み東北新幹線付近で湧き出している伏流水の川である。

今日は歴史民俗資料館で湧き水と自然に関する「ミニパネル展とギャラリートーク」があったので出席し、館長から湧水・清水をと通して、地域の水と歴史文化を紹介していただいた。

話を聞いて今後、機会をつくって紹介された湧き水の場所を訪ねて、出来れば地域の自然と泉に関する歴史を知りたいと思った。

説明の中で興味があったのは「クンバ」と「ジャッカジ棒」いう古い言葉だった。那須地方では湧き水から流れ出る小川を利用して洗い場にした、この場所は「汲み場」と呼ばれこれが変化して「クンバ」となったという。

クンバ

また「ジャッカジ棒」という古い言葉は、ジャガイモや里芋を洗う道具で川の中でこれを回して使った松の棒の事らしい。なぜ「ジャッカジ棒」と呼ばれるようになったのか説明があったが詳しくは思い出せない(老化現象?かな)。

ジャッカジ棒

これらの古い言葉を知っている人は現在どれほといるのか?またこの言葉の語源やどのような経緯で語り継がれて来たのか調べてみるのも面白い。

ミニパネル資料