人生のピークを過ぎたらそれからは下り坂である。ピークが何時だったのか良く解らないが、だいたい50歳代だろう。
降り坂になったら今まで持っていた能力や資源をしだいに失って行くのだ、昨日出来た事が今日出来なくなったり、今日出来た事が明日は出来なくなるかもしれない。
趣味の山登りでも登りより下り坂の方が注意が必要だ。人生の登り坂より降り坂の方がノウハウもスキルも必要なのだということに気が付く。
つまり長い間生きて来た人生の知恵ということになる、人生の降り坂を降りる知恵は弱さを認めて自分が持ていないものを他人から引き出すための知恵なのだ。
趣味でやっていることでも、よく頑張っていますねと褒められたりするとつい実力以上に頑張ってしまって無理をする、最悪は怪我もすることになる。
最近パソコンの性能のことで知識のないことを認めて助けていただいたのは数年前から使っているパソコンの動作のスピードが遅くなった。
HDDからSSDに変更すれば操作スピードが上がることを聞いた。昔だったらネットで調べながら自分自身で交換しただろう。
しかし歳を重ねた現在では無理をしないで詳しい仲間にお願いすることで目標は達成できた。
平たくいえば自身の弱さをさらけ出し、自身の弱さを認めて助けてくれる人がいれば潔く助けて貰うことが人生の終盤の知恵かもしれない。