政府が主導している事業で簡単に言えば各道府県にプロフェッショナル人材戦略拠点を設置し、地域の企業に対して「攻めの経営」へ実践していく手助けをする事業で地方創生推進交付金として1000億円に近い税金が投じられている中の一つの事業として進めているようだ。
昨日は栃木県にある「プロフェッショナル人材戦略拠点」が主催する【生き残りをかけて「攻めの経営」へ】と題するセミナーが開催されたので支援する企業の若い社長と一緒に出席した。
講演を聞いてどんな内容の活動をしているのかの概要は理解できた。この事業を推進する専門の先生方が数回企業訪問し調査分析して「攻めの経営報告書」としてまとめて提供し関係機関とも連携しながら支援している実態が報告された。
中小企業経営者にとっては大いに参考になるし刺激にもなるが文字で表現することが出来ても現実は甘くない。
結局は他社に負けない技術や特徴ある商品を実現させる必要があるが人材が居ない、集まらない。
中小企業の人材不足は経営者も解かっている、中小の企業では数年努力しているが解決できないことを考えると「攻めの経営報告書」も教科書で終わってしまうかもしれない。
現実とのギャップが大きすぎるので中小の企業経営者に対して現状打破だ、革新だと叫んでもむなしく聞こえる。
しかし、夢に向かって果敢に努力することは決して無駄にはならない、若い経営者にとって人生の糧になる筈だ。