韓国企業文化の一側面

今日の韓国中央日報の日本語版に掲載された記事の中に

大韓商工会議所が米コンサルティング会社のマッキンゼー

と韓国の大企業・中堅企業100社の役員社員4万人を

対象に企業文化を診断した。

その結果は

・非効率的な会議・報告文化

・上意下達でコミュニケーションのない文化

であると決めつけていた。

また

外国人役員のT氏は「韓国企業の役員室は厳粛な葬儀場の

ようだ。不明確なリーダーの指示に首を縦に振るだけなのを

見て簡単に改善されないだろうと思った」と話したという。

これを読んで私が20年近く韓国企業の支援を通して感じた

ことがそのまま掲載されているのに驚いた、やっぱりそうか

という感じである。

特に長い幹部の会議時間で(毎週半日の幹部会議)一体何が

決まったの?という感じである。

会議の中身はTOPへの総論的報告と指摘で時間を費やして、

各部門の課題や問題解決策についての合意が出来ないのだ。

この他に半期ごとに「Workshop」と呼んでいる一泊二日

の全員参加の会議がある。この中味もTOPへの各部門の報告

が主体で・・これでは報告会ではないかとよく指摘したもの

だが改善は進まなかった。

スピード決断や挑戦意欲など学ぶべきことも多かったが

長所と短所は表裏一体どこにでも共通する。

長所や短所を一生懸命、言語化したところで人の本質は

変わらないのか、「ものは言いよう」というが・・・

長所や短所も言いようなのだ。

企業文化

韓国企業の工場