歴史問題の認識の差

現在、日韓は政治的に最悪な関係が続いていてお互いを非難し合っている。先月に発生した韓国駆逐艦による海上自衛隊哨戒機への火器管制レーダー照射は説明が当初から説明が変わる韓国側より日本側の主張の方に真実があるように思える。

在韓中の2013年に盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が植民地支配に対する抵抗運動「3・1運動」の記念式典に演説した内容要約の韓国マスコミの日本語版がパソコンに残っていた。

これを読んでみるとあの当時の状況と現在の日韓の歴史認識関係の意識の差は変わっていないことが解かる。

「約束守る日本」と「正義が重要な韓国」といわれる日韓に真の友好関係が訪れるのはまだまだ時間がかかりそうだ、それも年単位の先になると考えた方が良い。

出来ることはただ一つ民間人同士の交流で相互理解を深める以外ないと思っている。

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の演説内容(03月/01日)の要約

日本に対して過去の真実を究明し、真に謝罪、反省し、賠償すべきことは賠償して和解するべきだ。それが世界の歴史清算の普遍的方式だ。

韓国政府は国民の怒りと憎悪をあおらないよう自制してきたが、我々の一方的努力だけでは歴史問題は解決できない。両国関係の発展には日本政府と国民の真の努力が必要だ。

日本人拉致問題について日本国民の怒りを十分理解するが日本も、強制徴用から慰安婦問題まで日本支配時代に数千、数万倍の苦痛を受けた我が国民の怒りを理解しなければならない。

真の自己反省がなければいくら経済力が強く軍備を強化しても隣人の信頼は得られない。

韓日協定と過去補償問題については韓国政府にも不十分な点があった。被害者としては、国家が国民個々人の請求権を一方的に処分したことは納得が難しいだろう。

日本も法的問題の以前に人類社会の普遍的倫理、隣国間の信頼問題との認識を持ち積極姿勢を示さなければならない。

元徴用工判決や「和解・癒やし財団」解散に対し、日本は韓国に「条約や合意を守らなければなければならない」と主張し歴史問題での要求を繰り返す韓国への嫌悪感が日本の一般市民にも広がっているのでこれから一体どうなるのか?