韓国・龍仁市にある仏教寺院、法輪寺にあるとされている「帰郷祈願碑」の慰霊のため訪問した。まず駐車場を降りて石段を上がると本堂になっているので帰郷祈願碑は見当たらない、戻って駐車した場所から石段を下がって眺めると右の隅に写真で見た碑のような物があった。
石段を降りて近づくと確かに「帰郷祈願碑」と書かれた碑と左側に説明文があった。
一緒に来た会社の社長は既に二度もこの寺をお参りしているがこの碑があることは初めて知ったようだった。
碑の前に立つと周囲は野草が生えている、碑の隙間からも草が出ていたので取り除き綺麗にしてから祈った。
太平洋戦争で日本人として朝鮮の若者が南方で亡くなった御霊を弔う碑に向かい祈りながら、なんでこんな場所なのか、説明文は日本語と韓国語が書いているが黒田福美さんの真の思いは何も書いてないし、一緒に案内してくれた社長も私が説明したことを知って本質的な内容が伝わって来ないねとつぶやいた。
三進トラベルサービスのHPによれば本来の姿は次のようなものだったのだ、しかし半分に切られて碑の本体が半分が土の中に埋められている姿を眺めていると心の中から沸々と怒りがこみ上げてきた。一市民の思いがなんでこのような仕打ちを受けなければならないのかと・・。
産経新聞の黒田勝弘氏は「親韓派日本人女優(黒田福美)の善意はこうして韓国に裏切られた」と書いている。
現在の状態が今後10年も続けば草埋もれ忘れ去られてしまうかもしれないと危惧した。社長と一緒に本堂に上がって僅かばかりの寄進をしてから韓国式の拝礼をした。
撤去を要求する団体がある中でこのような姿でも保存に協力していただいた法輪寺に感謝して戻った。