オリンピックのような国際大会が韓国で開催
されるのは2002年の日韓共催のサッカー・
ワールドカップ(W杯)に次ぐ今回の
平昌(ピョンチャン)冬季五輪であった。
W杯の時は韓国に滞在中だったので応援の
ため仲間と一緒に会場にでかけた、あの時は
韓国語の表現で「ミチゲッソウ」・・意味は
(気が狂う)に近い意味で国中がまさに
サッカー狂乱だった。ベスト8に進んだ時は
韓国人が偉大なる国家、民族に対する
自己賞賛の嵐が吹いていたように思う。
ソウルの中心を埋めた群衆がサポーターの
真っ赤なシャツを着て絶叫したいた・・
「デーハンミングック!(大韓民国)」の
大歓声、実は私も一緒になって手に持った
応援風船を振って「デーハンミングック」で
準決勝を祝った。
試合が終わっても興奮した仲間と夜遅くまで
飲んで踊って歌ったことを思い出す。
国中が狂乱したW杯とくらべて今回の
冬季五輪何か違うのは自国のの選手を
「デーハンミングック!」といって熱狂的に
応援する姿はあるがW杯の時と比べると
穏やかなように感じた。
これはTV観戦のみの印象だからか、冬季五輪
という寒さからくるものなのか。16年も経て
ばどの国でも成塾するのは当然かもしれない。
韓国ウオッチャーの黒田勝弘氏のコラムにも
愛国主義という興奮と熱狂度が下がった
背景には冬季五輪という地味さ(?)や季節
もあるが、それより韓国人あるいは
韓国社会のある種の「成熟」が出ているよう
に思うとあった。