「オフェブ」と言う薬

間質性肺炎

間質性肺炎の急性増悪(医学用語で増悪とは症状が量的にも質的にも悪い方向に進むこと)を防ぐ薬「オフェブ(150mg/朝夕2回)」の服薬を始めて2年以上になる。この新薬が効けば、50%の確率で急性増悪を防げるといわれていると聞いたが、効いているのか?効いていないのか?は、検査などではわからないようだ。だから急性増悪で死ななければ「効いている」と思って毎日を過ごしている。

 

この薬は一か月毎日朝夕を飲むと10割負担なら30万円近くになる。特許期間中でジェネリック薬がないため、この薬の開発費用の償却費も含まれるためだろうと理解できる。幸い自己負担額は指定難病受給者証で治療費を含めても上限は毎月1万円であるが年金生活者としては大きな出費である。医療保険制度や指定難病の自己負担の軽減制度などがある日本に生まれて良かったとしみじみ思う。

 

以前もこのブログに書いたが、間質性肺炎の急性増悪に効果があっても、この「オフェブ」薬の副作用の下痢と体重低下で苦しんでいる。苦しみもじっと我慢していると身も心も慣れてくるから不思議だ。87歳の誕生日も過ぎたので残された日々はどれほどあるのだろうか考えながら、「オフェブ」という薬を飲んで心と体からの声をよく聞いて、人生の最終段階を豊かに過ごしたい。

 

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