友人が貸してくれた「HIKARI}と名付けられた花の画集のページを心良い調べを聴きながら鑑賞した。
画集は非売品であり作者は82歳のようだが30歳から水彩画を始めたようでかなりのベテランである。作者の友人から戴いた画集だそうだが水彩画を描いている私に回してくれた。
作者は不幸にして76歳で脳梗塞を発症し入院治療の後にリハビリしながら絵を描き続けているようだ。絵を描くことが奇跡的な時間であり、心が平安になる楽しい時間であるとあった。
病を回復させてくれた人への感謝と、絵を描きたいという生きるエネルギーが一つになってこの「花の画集」の出版が出来たそうだ。ページごとに多くの花々が淡い色彩とタッチで描かれたた素晴らしい画集であった、作者の心が伝わってきた。
絵を描くことは生きるために必要なこと。描けなくなったら体調を崩し運が悪ければ死んでしまうかもしれない。この方にとっても絵を描くことは生きることだなと感じた。