人生はプラスマイナスゼロか!

人生は帳尻が合うようにできている。何かを得たら何かを失い、何かを失えば何かを手に入れる。そして最後にはプラスマイナスはゼロになるというが本当だろうか。

心臓病になり55歳で勤務していた会社を途中退職せざるを得なかった。その後の生活や生き方で悩んでいたら韓国企業のオーナーから静養しならの技術指導の要請があり、20年間も毎月往復しながらパソコン、山歩き、日韓関係など多くのことが学べて多くの友人ができ生活の幅が広がった。

今年になって間質性肺炎を発症したが、いままで20年以上心臓病に悩まされきた私に治療方法がないと言われるこの間質性肺炎になってしまった。これからこの病と共に生活して行かなければならない人生だから何と不幸なのかと考えるのは少し違う気がする。

長い一生を見れば、どんな人もいいことや悪いことに繰り返し見舞われます。雨のあとには、きっと青空が現れます。と故人の瀬戸内寂聴さんの説法の中にあった。

今は自分に与えられた条件のなかで一所懸命生きることが大切というのが84歳の実感である。