政府はマイナンバーカードの普及にかなりの資金と労力を使いながら躍起となっているがいまだに普及率は50%以下である。
コロナの給付金や感染状況の把握など早く普及させる必要があることは解かっているが進まないのには理由がある。
先日の報道では、マイナンバーカードを健康保険証として利用した患者に上乗せされている追加の医療費負担が、ことし10月から軽減されることになったようだ。
このニュースを見て不思議だなと思うのは普及を促進させたいのに患者側で初診で追加の医療費負担をさせる制度を作り、普及が進まないから追加負担を軽減するというのだ。
なぜこのような制度作ったり修正するのか理解に苦しむ。当初から健康保険証・運転免許証・車検証などに活用するという話は聞いているので今回のように基礎的な制度設計が不備なのはどうしてなのか摩訶不思議だ。
私は2017年からマイナンバーカードを持っているが使ったのは毎年一回のe-taxによる確定申告だけである。この5年間持っていても使う事がないから家に置きっぱなしである。
第2次岸田改造内閣でデジタル大臣に就任した河野太郎大臣への期待は保険証と運転免許証に活用する件だけでもスピードを上げて実行していただきたい。