大田原市にある威徳院の青龍寺住職が多忙の中にも関わらず那珂川町の住職の知人が持っている里山を持ち主と共に案内をしてくれた。
この見学は私が里山作りを始めている話しを聞いてのご住職の配慮だった。
同行したのは宇都宮に住んでいてボランティアで里山作りに励んでいるSご夫婦であった。
現地を見て感じたのは、やはり間伐や下刈りなどの手入れ次第で里山が生き返っている姿を実感できた。
寺に戻って社務所でご住職自らコーヒーを炒れていただき、おいしいコーヒーを味わいながらいろいろな話しで盛り上がった。
不思議にも会話の中に宗教に関することは全く出ず、数学の虚数の話し、香りのよいクロモジという樹木のはなし、バーベキューや焚き火についての話しなどで楽しい時間を過ごした。
終盤にはお寺の裏山にはクロモジ(黒文字)が自生していはずとSさんが確信的な話をするので山に登って探したが見つからなかった。
今日の一日は中身の濃い思い出に残る時間を過ごすことが出来た。このような時間を作って頂いた威徳院の青龍寺ご住職にはなんとお礼を申し上げてよいやら、感謝の言葉もない。