今回の検査は一年前に治療した心臓の冠動脈の再建後の血流が変化してないか確認することが目的であった。
何度か経験しているが、検査室に入って検査台に横になったとたん周りから手が出て準備作業が始まった。
左腕の手首のつけ根の部分に麻酔をしてから何をしてるのか全くわからないが手首の動脈から何かを入れている感覚が伝わってきた。
何人かの人の分業作業が絶え間なく正確に進んでいる様子も会話や雰囲気でわかった。ただじっとしている時間が一時間ぐらいだろうか、検査が終わった。
その日の夕方に主治医のK先生に呼ばれ部屋のパソコンに映る血液の流れの動画を見ながら説明を受けた。
確かに太い血管に血液が流れている様子が映し出されていた。
ここの部分がステントを入れた部分でこの通りバッチリ流れているから心配ないよ、良かったですねと言われホットした。
無理をしなければ那須の山にも登れるよと励まされた。
関東の平野部は大雪になるような日だがこれからの生活での注意事項や薬の説明、会計内容の手続きをして午前中には退院できた。