心臓のカテーテル治療

那須赤十字病院での2泊3日の入院治療が無事に終わって退院した。あらためて循環器内科のK先生はじめお世話になった看護師の皆様に深く感謝したい。

心臓のカテーテル検査の結果、足から採った静脈でバイパスした血管が再狭窄したので2012年にステントを入れて拡張した。

今回の検査でこのステント部近くに狭窄部があったのだ。このままでは狭心症が再発する恐れがある。

先生の判断ではバイパスした血管を再建するのでなく、27年前に元々狭窄している動脈血管を再建したいという説明が事前にあった。

27年前では出来なかったことが技術の進歩で現在では可能になったようだ。

循環器内科のK先生は冠動脈再建術では高い技術を持っていて既に数百例の実績があると聞いていたので安心してまかした。

左手首と右鼠径部の両方にガイドワイヤーを入れて動脈の詰まった部位を拡張するため細かい作業をしている様子だったが痛さはなかった。

仰向けのまま5時間近く固定状態で苦しかったが何度か経験しているカテーテル治療だから耐えるしかない。

無事の終わって部屋に戻っても鼠径部の出血を防ぐため寝たままの状態が6時間続いた。

次の日に別室で今回の治療の結果を動画で説明していただいた、元の冠動脈が広がって血液が流れている様子が鮮明に写し出されていた。

先生の説明ではバイパスされた静脈より今回治療した動脈の生かした方が時間はかかったが、今後のためにも良かったという説明であった。

午前11時から午後4時半まで昼食も無しで懸命に治療していただいたK先生に感謝したい。

治療の最中に唇が渇いていた時に看護師が水を含ませたガーゼを口に銜えさせてくれた時の水の美味しさが忘れられない。

ステントの説明(フリーイラスト)

27年前のバイパス部位