今月発売された月刊誌・文芸春秋に「日韓厳冬」という見出しが出ていた。
中身は日本の進むべき道は和解か断交かということになっているが、私はどちらの道も取れないような感じがする。だから現状が延々と続き解決が出来ない気がする。
新年早々にソウル中央地裁は日本政府に損害賠償を求めた訴訟で1人あたり948万円の支払いを命じる判決を出した。
個人が日本政府に賠償を求めるとは一体どういうことなのか驚くが韓国には韓国の考えがあるのだろうが呆れてしまう。
私の知人の韓国人も今の文政権について内政も外交もダメだし否定的な意見を持っている人が多くなっている。
韓国滞在中に知り合った大学教授(日本人)の見解として、現在はマスコミが反日記事を出しても条件反射的に「くそっ、日本め!」という反応は確実に少なくなっているとブログに載っていた。
内容を抜粋すると
〇マスコミが後からあとから追い打ちをかけるようにこの判決を扇動するような報道が見えない。
〇一般の韓国の人の反応も、「また慰安婦かい」といった食傷気味の反応が多い
〇不買運動だの、日本たたきだのといった韓国全体の雰囲気になっていない。
〇昨年と今年ではいろいろの変化があるのかなと肌では感じている。
〇幼稚園から小学校、中学校、高校と、社会や歴史の時間に習う内容が子どもたちの頭の中に自動的に「刷り込み」されてしまっているから、なかなか真実の姿を見ようとする人間は多くはない。
この内容が一般韓国人の持っている感情を表しているのだろうなと感じている。
外交当事者は国益を背負って大変だろうが一般市民は過去も現在も友好関係の絆があまり変化してない。
私の単純な頭では日韓の問題は当時者が全て死に絶える100年はかかるだろうなと以前から思っている、戦後70年だからあと30年間はこの関係は続くだろうな。