「日本海」VS「東海」に思う

昨日のニュースに、日本側が主張していた通り国際水路機関で東海でなく日本海の単独表記が継続されるという見通しになったと報じられた。これに対し韓国外交部によると日本の報道は事実と異なるという。

一体どうなっているのか、日韓の問題に関する両者の言い分にはいつも私には理解が出来ない事ばかりだ。

2002年頃だと思うが韓国滞在中に国際的に定着している「日本海」の名称が、韓国の反対によって世界地図から消え去る可能性が出ているというニースを見てビックリしたことがあった。

日本人としてはなぜだ、と思わざるをえないので調べてみると「日本海」に代わって自国での名称である「東海」を使うよう執拗に働きかけ、すでに一部では「併記」に成功していた。

韓国のマスコミでは「日本帝国主義の対外侵略、膨張政策」によって日本海が生まれたという話しになっていたり、民間の東海研究会とうのがあり、国際セミナーで不当に日本海とされたという見解を主張していることも解った。

「日本海を東海に」という主張は民間の反日・愛国運動であり、日本と領土紛争になっている「竹島・独島」問題もからんでいた。

韓国の国際世論に働ける世論や運動のエネルギーは日本の北方四島や尖閣に対するものをは比較にならないほど強力だと感じた。

あれから20年も経っているが日韓政府間の軋轢が昨日のニュースでも両国の違いを生む状況を作ってる。

従来から解決策を導き出す知恵を出せと言うのは簡単だが具体的にはどうするのかが見いだせない。

民間交流はどんどんやったら良い、韓国人の思いやりや優しさは本物だが政府間では安易な妥協は解決策にならないのは歴史が物語っている。

首脳レベルでの協力関係の再確認ができれば、個々の懸案解決は決して難しいことではないという説もある。

時間が解決する訳ではないだろうが時間がかかあても韓国側が変わるのを待つ以外ないと思う。

日本海の夕日