以前から日韓の関係は市民レベルではほぼ良好だが国家間では歴史認識の差や竹島(独島)領有権問題でいつも対立してうまくいってなかった。
それが、最近では市民レベルでも友好とは言えない現象が出てきている。
民間人が「安倍首相と思われる男性が少女に土下座する像」を作ったりしたニュースも流れたり、共同世論調査(2020年6月)では日韓関係が「悪い」が日本84%、韓国は91%となっていた。
国家間では韓国が日韓で合意した慰安婦問題を破棄したのに対し韓国が日本から輸入した戦略物資を第三国に横流ししているからという理由で韓国をホワイト国を除外した。
これに対抗して韓国は日本製品不買運動やGSOMIA破棄で対抗した。不買運動は続いているようだがGSOMIAは破棄しなかった。
今までの応酬は私が知っている限り次の内容である。
韓国がやった内容は・慰安婦合意の破棄・自衛隊艦船の寄港拒否・自衛隊哨戒機に対するレーザー照射・日本製品不買運動・日本ホワイト国除外
日本がやった内容は・韓国ホワイト国除外・世界遺産の案内に朝鮮人に対する説明不足
これから起こるのが日本製鉄(旧新日鉄住金)の差押えた資産を韓国が現金化するかどうかで、もし現金化されればまた日本が対抗措置を取ると発表している。
日本の一部の強硬論と下落した支持率の挽回を目指す安倍内閣の事情を考慮すれば、韓国側の資産差し押さえや関税引き上げといった金融カードを切るかもしれないといわれている。
こうやって日韓の対立がエスカレートすることは日韓ともに損失を被る。コロナで共に多大な損失を出し疲れているのに両国がだんだん遠ざかることに不安を感じる。