趣味の水彩画のセピアの会でスケッチした那須の旧青木別邸がどうも考えた構図と違って建物が大きくなり過ぎたので気に入らない。
台風も去り気温は上がって好天気になったので今日はもう一度旧青木邸を描き直そうと現地に出掛けてスケッチを始めた。
まぁ〜こんなもんかな、と思っていたら美しいお嬢さんが近づいて来て絵を見せてください!との話しだ。
何処から来たの? 東京から・・
へー東京から・・学生さん?
そうです、 多摩美大の3年生です!
へーじゃァ、この方面の専門家だ!
そこへ家内が野菜直売所から買い物して来た、すぐに留学生ですか?と質問した。そうです中国から来たと言うのでビックリ!日本人と思っていたほど日本語が上手かった。
その後にスケッチした絵を観ながら、構図の取り方、混色、前庭に樹木の配置などについていろいろ質問したら遠慮しながら自身の考えを教えてくれた。
ところで、これからどこに行くのか聞いたら・・
草木染めの先生のところに行って今日は指導を受ける内容や日程などこれからの打ち合わせをする予定という返事。
何処の先生なのか聞き場所を検索したらかなり遠い場所だ。歩いて行くつもりらしいがとても歩いては行けない距離だった。それにしても今の若い人の行動力は大胆でうらやましい。
大学で草木染が研究課題のようで担当教授から店を紹介され、昨日に電話連絡してあるようだった。
これも何かの縁だ、家内と一緒にそこまで送ってあげることにした。この留学生は中国の上海近くの杭州から来たシエンさんという名前でお父さんは会社を経営しているようだが親の支援は受けずに英語、中国語の通訳のアルバイトで生活しているようだ、偉いなぁ~。
スマホのナビを便りに行くと・・鬱蒼とした一本道の奥の森の中に草木染の先生は「古民家カフェ・夢屋」という店をやっていた。店内はまさに古民家、こんな場所に客が来るのかと思って店内に入ると既に6名が食事を待っていた。
ちょうど昼食時間なのでこの店のお薦めらしい「マッシュポテトとタラトウイス&自家製ベーコンのガレット」という、えらい長い名前の料理を注文して食した、味は美味かった。
中国人の留学生の帰りの停留場迄の配車の配慮をお願いして、草木染の研究課題が無事に終了し目的が達成されることを祈って別れた。