先日、NHKの番組を見ていましたら韓国・慶州ナザレ園の
日本人のことが報道された。
いろいろな事情で敗戦後に日本に帰れずに反日感情の強い
独立後の韓国で、韓国人牧師に助けられ悲しくも強く生きて
いる日本のおばあさんのことだった。
「慶州ナザレ園」という言葉で昔に読んだ本の内容を思い
出したのはなぜか心に強く残っていたからだった。
すぐに二階の本棚の中を探したらかなり古びた上坂冬子著の
「慶州ナザレ園」・・忘れられた日本人妻たち・・という
文庫本が出てきた。昭和59年に購入したとサインがあった。
報道ではおばあさん達が周囲の人に助けられ幸せに暮している
様子が報道されていた。「緒形まゆみブログ」のページにも
最近の状況が描かれている。
上坂冬子氏が取材した59年当時の人は何人が生きているの
だろうか知るよしもないが歴史に翻弄された日本人妻の生きて
来た道を考えると心が痛むことばかりだ。
緒形まゆみさんからのメールではナザレ園は、ホームページ
がありませんが、直接電話すると、園長先生が、しっかりとした
日本語でいつも対応してくれ、快く私たちを迎えてくている
ということだから今後機会があったら訪問したいなと思う。