韓国・慶州ナザレ園のこと

先日、NHKの番組を見ていましたら韓国・慶州ナザレ園の

日本人のことが報道された。

いろいろな事情で敗戦後に日本に帰れずに反日感情の強い

独立後の韓国で、韓国人牧師に助けられ悲しくも強く生きて

いる日本のおばあさんのことだった。

「慶州ナザレ園」という言葉で昔に読んだ本の内容を思い

出したのはなぜか心に強く残っていたからだった。

すぐに二階の本棚の中を探したらかなり古びた上坂冬子著の

「慶州ナザレ園」・・忘れられた日本人妻たち・・という

文庫本が出てきた。昭和59年に購入したとサインがあった。

IMG_7576

報道ではおばあさん達が周囲の人に助けられ幸せに暮している

様子が報道されていた。「緒形まゆみブログ」のページにも

最近の状況が描かれている。

上坂冬子氏が取材した59年当時の人は何人が生きているの

だろうか知るよしもないが歴史に翻弄された日本人妻の生きて

来た道を考えると心が痛むことばかりだ。

緒形まゆみさんからのメールではナザレ園は、ホームページ

がありませんが、直接電話すると、園長先生が、しっかりとした

日本語でいつも対応してくれ、快く私たちを迎えてくている

ということだから今後機会があったら訪問したいなと思う。