「防災の日」に思う

関東大震災(大正12年9月1日)の教訓を忘れないという意味で毎年の9月1日を「防災の日」と制定し各地で災害が発生した時の防災訓練を実施している。

昔から災害が多い日本列島なのだが最近の様子は「気象状況が変わってきた」「災害が増えている」と感じている人が多い。

今年の西日本を襲った大豪雨災害をはじめとして各地で未曾有の大雨の集中襲来、
土砂崩れ 河川の氾濫 堤防決壊・・など回数、規模ともに昔より確実に多くなっているように思う。

原因の一つが地球温暖化である、これは人類が自然を破壊してきた報いを受けている結果であろう。

身近な例でも起こっている。

毎朝歩いているサビ川沿いは年々ゴミの量が増えている、特にペットボトルやポリ袋などのプラスチックゴミが増えているのが非常に気になっている。

川は雨が降れば増水してゴミをキレイに流し去るから人目に付きにくいが毎日眺めていると自然破壊の深刻さが解かる。多くのゴミがすべて海に流れて行くはずで海の汚染につながって行くはずだ。

最近のNHKニュースでも海の中のマイクロプラスチック(直径5ミリ・メートルより小さなプラスチックごみと定義されている)が生態系への影響が懸念され始めていると報道していた。

「防災の日」に思うのは自然を破壊すれば必ずや自然のしっぺ返しを食らうという認識を忘れないようにしなければと思う。

また同時に、地域のハザードマップの再確認や異常事態の感度を高めて付近の方々と身の安全を守る術を共有出来れば・・・災害は忘れた頃にやって来る!!

サビ川の風景