先日、TVの健康番組で総コレステロールは高い方が良いと
いう話をしている先生が居た。
また、健康長寿について長年研究を進めてきた先生の話では
「年齢に応じて、コレステロールの基準値を見直した
ほうがいい」としていた。65歳以上の方の総コレステロール
値の理想値は、180~260mg/dL(男)らしい。
以前から血液中のコレステロールは低い方が良いとされ、
高い人は食生活、運動での指導を受けたりしていたので
全く逆の話を聞いたような気がして面食らった。
今日は公民館で市の検診結果の説明を受ける日だったので
コレステロールについて質問しようと出掛けた。
若い保健師がいろいろ説明してくれたが本人もTV番組を見て
いたようで同じような質問をする人が数人いたという。
検診での測定値から解ったことは
・悪玉と言われているLDLコレステロールの数値は
基準値60~119に対して92であり問題ない。
・善玉のHDLコレステロールは基準値40以上に対して67で
これも問題ない。
この数値から現状ではあまり心配しなくて良いし、そもそも
総コレステロールは測定していない。生活習慣病対策なので
運動とバランスの良い食事をすることが重要である。
健康長寿は本人のためであると同時に市の医療費の削減対策に
つながっている。ジェネリック薬への切り替えや、医療費の
高い人工透析を増やさないためにももっと力を入れることは
ないのだろうか、今日の相談日に参加する市民が非常に少ない
のが気になる、関心を高めるためになすべきことは多いはず。