顧問をしているメッキ会社の品質会議は毎月開催され、各部門ごとに工程内不良の改善対策と問題点など会社幹部で議論して課題解決ににつながるようにしている。
コロナ感染防止で広い部屋がないので終業後に検査場の広い場所を使って、立ったままで各課の課長以上10名で議論した。
今年最後の会議であったので一年間の成果を纏めて発表してもらったが、クレーム件数が2件になった。
これは過去の年間十数件の発生と比較すると大きな成果があったと評価した。
効果があった原因としては各課の課長を中心に組織的な対策があったことと作業者一人一人の品質意識の向上によるものだと思う。
特に外観不良など感覚に頼る内容については関係者が「あれこれはいつもと違う」というようなことに気づきナゼというような現場の作業者と一体となった工程の見直しなどの努力の積み重ねがあったのだ。
来年は新たな気持ちでクレーム件数ゼロを目指して頑張ろうということになった。
暖房も切れた部屋で、一時間以上立ちっぱなしの会議でも若い人と一緒に議論できる体力と気力は来年も維持しなければと感じた。