コーヒー豆を購入するため「自家焙煎珈琲コトリ」の店に入って挨拶した後に「200g」と言っただけで「コトリブレンド中煎リ200g」と「手作り食パン」と共に詩誌「那須の緒(第25号)」が入った袋を手渡してくれた。以心伝心で用事が済んだなと考えていたら、柿が好きか聞かれたので大好きだよと返事したら甘柿、干し柿を一緒に入れてくれた。今日も優しい思いやりの心に接して嬉しかった。
「那須の緒」を読むと貝塚津音魚氏の「村里の柿の木の遺教」の誌に添付された小林勇氏(岩波書店会長であり編集者、随筆家、画家)の随筆「柿の話」が紹介されていた。内容は
昔は嫁ぐに当たって柿の苗木を持って行ったらしい。その嫁が一生を終えると、すでに大木になっているその柿の枝が切られ、火葬の薪やお骨を拾う箸(はし)にされた。古い農家などに今も残っている大きな柿の木は、そんなふうにして代々の女たちが残したものだろう・・・と。
里ふりて柿の木もたぬ家もなし(松尾芭蕉)
先日も親しく交流している神社の宮司さんが庭の柿が採れたからと言って柿の実を20個ぐらいビニール袋に入れて持って来てくれた、その後も親しくしている知人が15個、今日はカフェの自家焙煎コトリで4個戴いた。アチコチから好きな柿を沢山戴いた、有難く感謝したい。





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